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Chapter3.賽は投げられた

猟兵は自らの装備や力――アームドフォートの基本構造や念動力など未知の能力、そしてユーベルコードと呼ばれる超常の権能を人々へと伝える。それらは『World Planck』から装備や技能として製造・顕在化され、超常の力は『UBELコード』(Unlimited Breaking of Event Liberator:無制限事象破壊能力)として実用化された。
(上部写真は“調整槽”とも呼ばれる『人工進化シンセサイザー』の姿。ここで事象を“変更”出来る)

『塔』が解放した様々な力によって、周辺や塔内部に多様な生産設備が建造された。構造上余り巨大な設備はそのまま生産出来ない(調整槽のサイズが限度)ので、細かな部品を生産し組み立てる事で大きさの問題を解決した。こうして、人類の常識を大きく覆す超効率的最終拠点として『コラージュベース』は建造されたのだ。
(上部写真はコラージュベース内の屋内農園の一角。気象条件に左右されず様々な生産が可能である)
塔を奪取して十数年の歳月が経った西暦2019年1月末、突如起動した『多元干渉移動体固定器』より人間が(それも異世界の)出現した。この世界に初めて猟兵があらわれた瞬間である。その猟兵は『移民船ヘロドトス』の防衛隊だったが、潰走し、突如この世界に強制転移させられたのだ、と人々に伝えた。
(上部写真は『多元干渉移動体固定器』が起動し、次元接続した瞬間を撮影したものである)
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